徒然音楽紀行

主に邦楽を節操なくうろうろします。文章や埋め込みなど全体的に試行錯誤中のひよっこです。

#おうちMMXX とWOWOW版ラルクリから会場用・記録用映像と50台のカメラのフルスペック撮影の違いを考察してみた。

速度制限を食らって味気ない状態になっていますが、後日画像追加予定です。

 

 

いくつかのテーマに沿って考察。

カメラの台数

映像作品としての印象

それぞれの良さ

 

  • カメラの台数による違い、映像作品としての印象

・MMXX

会場用映像をそのままDVDにしたような印象。

「やんちゃなラルク」の勢いで、カメラのブレすらも味になっている。

カメラの台数が少ないことにより歓声が聞こえてもなにが起きたかわからない、撮れていないか割愛されたシーン、見えにくいシーンがある。

新型コロナに関することには番組内で全く触れなかったが(冒頭にコメント動画を入れたGLAYとは対照的)、エンドカードに虹色にライトアップされたさいたまスーパーアリーナの外観を入れるという粋な演出。

ちなみにたいていの番組のエンドカードは黒背景に白抜きで番組名とWOWOWロゴのみ。

 

ラルク

50台ものカメラで4人と5万人を撮影しており、ファンが見たいもの、アーティスト側が見せたい瞬間が余すところなく詰めこまれている。

かゆいところに手が届きまくる印象。

「L'ArChristmas」という特別なコンセプトライブをひとつの映像作品としてまとめ上げている。

 

  • それぞれの良さ

・MMXX

カメラの台数が少ないことによりアングルが変わっても映り続けるメンバーがおり、動きをじっくり見ることができる。

Lies and Truthyukihiroのドラムさばきに見惚れた。

限られた環境で作られたとは思えないほどの高いクオリティの映像であり、会場用・保存用映像がいかに丁寧に作られ録音されているかが伺える。

16年前のSMILE TOUR全国編のような画面の粗さを心配していたが、気にならなかった。

また、この状況からかファンが見たいものを重視してくれたのか、演奏の全曲と数回のMCを収録。

2days撮影の通常放送では絶対に入らないであろうLies and Truthのサビを1回飛ばすという大ボケverを放送してくれた。

 

ラルク

DIVE TO BLUEのkenの雪山登山を背後から撮る。

trickhydeのお客さんを煽る姿からの歌い忘れと滑りをばっちり撮影して組み込んでいる。

客席の遠景も複数あり、制御型ライトや演出が一番美しく映えているものを都度選んでいる。

上記の会場用映像の魅力をブラッシュアップしたように、映像作品としての作りがとても丁寧。

 

 

ざっとこんな感じでしょうか。

  • 今回書いた理由

正直、MMXXの会場用・保存用レベルのカメラワークや編集でDVDをリリースするアーティストもおり、それほどクオリティが高い番組に感じました。

しかし、広告ではあくまで「ライブ番組」を自称し、普段のライブ番組とは違うことを主張していたのが印象的です。

 

今回、「これなら充分DVDとして販売できる」という感想をいくつか見かけて、少々複雑に思い書きました。

本来50台のカメラで撮影する予定だったというMMXXと、実際50台のカメラで撮影したラルクWOWOW版で比較したのもそのためです。

たしかにMMXXは急ごしらえのわりにはとても素晴らしい映像作品です。多少の粗さも味になるほどライブとの相性もいいです。

ですが、これを絶賛するのはこれまでの50台ものカメラを使い、製品版では客席を反転処理して手を振り合う臨場感をより表現したりした丁寧な仕事を否定することになりかねないのではないか?という懸念がありました。

 

ラルクにはFIVE LIVE ARCHIVESという5枚組シリーズがあり、おそらく様々な理由でひとつの作品として出せないレベルのライブ映像をまとめたものがあります。

それらをバラ売りしてほしい気持ちはやまやまですが、先述のSMILE TOUR全国編が主に画質で酷評されていたのを見るに、こうした会場用映像をまとめたものを単品で売るのは難しいのかな、という気もします。

(が、そんな形でも見たいと販売を望むのもまたファンの性…。)

 

また、余談ですが昨年生中継されたGENERATIONSの少年クロニクルファイナルはLV用映像を放送していたのか、メンバーのアップが普段の放送より多いなどかなり印象の違うものになっていました。

そこから会場の補助的に撮影するもの、LVでお客さんが見たいもの、テレビ番組として見たいもの、DVDの作品として見たいもの。

それらの違いを如実に感じたのも新鮮でした。

 

とはいえ、そんな裏事情なんて気にせず様々なライブ映像作品や番組を楽しんで見れたらいいんじゃないかな、と思います。

素晴らしいライブをいつでもしていることは確かなのですから。

 

 

ライブ番組の曲ごとなどの感想は別記事で書くかもしれません。

ではでは。