これから紹介するアイテムやアプリは、生活をより快適にするメガネのようなものです。
聴覚過敏や視覚過敏を持つ人が、快適に過ごせますように。
筆者は心身の調子を崩してから特定の音や光が刺さる聴覚過敏、視覚過敏が強くなりました。
そこで、スマホアプリなどで実践している
・ブルーライトカットで光の軽減
・ノイズキャンセリングで特定の音域や雑音の軽減
をもとに対策を考えてみました。
※感覚過敏は人によってなにがつらいかも違い、程度も個人差が大きいのであくまで一例として見てください。※
スマホアプリ、メガネ、耳せんイヤーマフ、ノイズキャンセリングヘッドホン、イヤホンの順です。
・スマホアプリ
筆者はAndroidを使っているためGoogle PlayのURLを貼っています。
iPhoneのApp Storeでもブルーライト、ピンクノイズと検索すれば似たようなアプリが出てくるかもしれません。
・ウルトラブルーライトカット
スマホ内蔵でELECOM製。
(同社スクリーンサポーター)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.elecom.android.screenmanager
画面を黄色くするアプリ。
正直眉唾ものだと思っていましたwが、格段に目が楽になって、光に邪魔されずにブログのような長文も書きやすくなります。
常時3%、体調の良し悪しで0〜30%で使っています。
画面カバー使ってみるのもいいかもしれません。
H&T Sound therapy
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ileisou.htsoundtherapy
3種類の砂嵐のようなサー音を鳴らして特定の音域を打ち消すという簡易的なもの。
ピンクノイズはテレビの砂嵐や小川のよう
ホワイトノイズは少し高めで強く水を流しているよう
ブラウンノイズは風にはためく旗のような音
バックグラウンド再生やスリープタイマーも対応しているので、ゲームなどの音を和らげることもできます。
左右の音量バランスが調整できるので、片耳だけノイズを流すこともできます。
体調と状況にあわせてノイズを変えてみてください。寝落ちできるくらい快適になりますよ。
・ブルーライトカットメガネ
光による刺激を軽減し、疲れ難くしてくれます。
伊達眼鏡タイプと外付けクリップオンタイプをセレクトしました。
100均にもありますが、かなり黄色いです。
ちなみにメガネ屋さんでは度入りのタイプのものもあるようです。
サングラスなど、自身に合ったものを試してみてください。
・耳栓、イヤーマフ、ノイズキャンセリング
キンキンする音域や雑音を和らげてくれます。
近年ライブグッズでも出始めた耳栓。
遮音性や軽減の他に、スピーカーの近くでも快適に過ごせる、終演後の耳鳴りが発生しにくいなどの効果があるそう。
オーディオメーカーのJVCケンウッドがヘッドホンで培った技術を活かしたイヤーマフ。
工業製品を転用したごついものが多い中、ワイヤレスヘッドホンのようなお洒落な見た目はかなり気楽に扱えるのではないかと思います。
「聴覚過敏保護シンボルマーク_無償公開データ」: http://www.ishiimark.com/symbol_usapin.html
ヘッドホンに勘違いされそうで不安な方は石井マークさんのステッカーを使うといいかもしれません。
<2019/01/18追記>
・防音性能と音質は比例する
以前電気屋の店員さんが言っていました。
中には高音質ヘッドホンをイヤーマフ代わりに使っている方もいるようです。
筆者はMDR-100Aを持っているのですが、低反発枕のようにフィットし、音楽に集中できる環境を作ってくれます。
ただ、長時間使うには装着感も重要になるので試着を強くおすすめします。
<追記おわり>
・科学の力で雑音を減らすノイズキャンセリング対応ヘッドホン、イヤホン
先述のノイズキャンセリングアプリのように、打ち消す音を出すことで軽減させるものです。
専用イヤホンやヘッドホンは外の音を取り込む用のマイクがついていて、より強力に打ち消してくれます。
(デジタル耳せんは音楽再生機能なし)
最近King GnuがCMで使っていた、電車内でイヤホンを触ると外の音をシャットアウトしてくれる映像がイメージしやすいのではないでしょうか。
SONYやBOSEなどがノイズキャンセリングヘッドホンを出しており、いい音質も安心できる環境もどっちも欲しい、という方にいいかもしれません。
ライブでの聴こえ方はわかりませんが…。
・最後に。
これらの対策グッズはメガネをかけるのとなんら変わらないものです。
そして、とくに症状のない人の生活もより良くしてくれるものです。
感覚過敏でつらい思いをしている方が楽に過ごせるようになりますように。