以前の職場にあゆを聞いてきた人が多く、(やばいあんまり知らない…!)と比較的バンギャまっしぐらだった自分の人生を省みてしまったことがあります。
そこからベストアルバムやライブ映像を見聞きして、ライブの作り込みが素晴らしくて見ごたえがあって。
歌詞や視覚的表現に意外とあゆってV系や原宿系のような個性派に似通ったものがあるな?と気になりました。
そこで、聴きそびれシリーズを始めたことをきっかけに、思いきってこちらの作品を聴いてみることにしました。おそらくオリジナルアルバムを聴くのは初めてです。
うーむ、楽しみにしていた作品だったんだけど、人の痛みとか表現しているから、A song forではあえて歌詞から気を逸らしている。
これは痛みのある曲を聞くことで元気になっていた思春期に聴いたほうがよかったかもしれませんね、それこそバンギャやってた頃≒あゆ全盛期に。
今はメンタル壊したのもあって、ひりついてちょっと聴きにくかったです。
歌唱力や表現力の上がったセルフカバーverがどんな進化を遂げているのか気になりました。
HanaやSIGNALはドリカムのようなポップスのアレンジだなあ、という印象。ドリカム風を当時のavexが表現するとこうなるのかな?というような。
もちろん知ってるシングル曲もたくさん。
Depend on youが好きでした。
今作未収録ですが、当時はWHATEVERやBoys&Girlsなど、クールやノリのいいあゆが好きでしたね。
全体を聴いた感じ、時代を捉えるのがうまいavexなので、尚更リリース当時に聴いておいたほうがよかったのかもしれないな、と思いました。
リリース当時ちょうど筆者は思春期だったので、感じ方が全く違ったかもしれません。
ただ当時はメッセージ性や生身感の強い曲がかなり苦手だったし、DirなどV系で痛みの緩和をしていたので、あゆがぐっときていたかはわかりませんが。
この作品が響くにはあまりにも年齢と経験を経すぎた。
これは筆者のミスです。
物事にはタイミングがあると思っていて、こうした企画を設けて聴いてみよう!としたこれもまたタイミングなのかなあ、と思うことにします。
しかし彼女は今も第一線で活躍しているし、ライブやベストアルバムは楽しめたし、聴き始めることに遅すぎることもないかなー、ともまた思うのでした。