なにこの吸引力。
賑やかな曲がさらに騒がしくなりそうじゃん。
というわけで、収録されているアルバム「あの…夢もてますケド。」を聴いてみました。
普段聴かないジャンルなので異文化交流の気分です。
1曲目のSpace Tourから度肝を抜かれる。
民族的な宇宙の解釈はじめて聴いた。
私が聴いてきた宇宙の解釈ってピコピコしてたりキラキラしてたり壮大だったりするのが多かったので。
遊助ワールド最初からフル全開。引き込む吸引力がすごい…。
ひまわりのように遊助さんのストレートで嘘がなさそうな感じ、わりと好きです。ファンが多いのもわかる。
言葉はかなりラフだけど、たぶん芯が優しいんじゃないかな。遊助さんはピュアなのかも。と感じられる歌詞がちらほら。バックトラックもいいですね。
村人、男声かと思ったら女声でした。
「朝顔朝は元気昼はぐだぐだ」って歌詞のセンスがとにかく見たことない世界。
父ちゃん母ちゃんもよく出てくる。
ストレートすぎる歌詞を超えた素直すぎる歌詞というか。浮世離れしたV系などをメインに聴いてきたのでめちゃくちゃカルチャーショックなんですが、なぜか惹かれるんですよねえ。
世界でひとつだけの花/SMAPをオマージュしたような歌詞がちらほら。
船上の音楽団は遊助の民族的な音楽性にとても合っている。
打楽器管楽器弦楽器なんでもあるよって列挙するのすごいんですが、油断してると「船酔いするより音に酔いたい」という名言が出てきたりして、なんなんだこの魅力は…
宛てのない手紙。
feat.JAY'EDだからか急にとても聴きやすい落ち着いた曲がきて困惑。
夢は現状維持!
地味に名曲じゃないかなこれ。
「泣きたくないから傷つけて それを見てまた自分で涙して」
などやっぱり歌詞に時々名言が出てくるんですよ。
たまに方向性全く違っても不思議と好きになるということがあるんですが、遊助はそんな気がします。
プレゼントがパチンコの景品なんて嘘。
なんて照れくさい感じの俺なりのラブソング。
ところでパチンコの景品って一定の界隈にとっては身近なんでしょうか。湘南乃風で聞いたことある。
サンタに南国っぽいティンバレスやマラカスが新鮮。
でもしっかりシャンシャン鈴が鳴ってる。南国と雪国のハイブリッドなアレンジがしっくりきてるのがすごい。
サンタさんに会ったら手伝いたいとか、家には煙突がないから窓からくるのかな?とかキラキラしてる。
マフラーをライオンの襟に見立てるとは。なんだか切ないラブソング。
本当に南国と雪国をハイブリッドさせるのがうまい。
戦隊ヒーローになったらみんなを守りたいとモチーフにした曲。だからジャー。
なんでこんなに韻を踏んだり言葉遊びがうまいんだ。
ラフで素直な言葉に油断してると強烈なパンチ食らう感じ。
初めて遊助さんのアルバムを通して聴いてみたんですが、かなりラフな言葉遣いだけど芯が優しいんだろうなあ、と。
韻を踏んだり言葉遊びがかなりうまいこと、夏と冬の正反対のモチーフを融合させるのがうまいことなどがかなり意外で印象的でした。
ライブ行ったら感動してしまいそうだなーと。
他の作品も聴いてみたくなりました。今度聞いてみますね。
異文化交流、とてもよかったです。
いつもとは違うものを楽しむのもいいものですよ。ではでは。