図書館内をうろついている時に妙に惹かれ、今借りなかったらたぶん一生読まない!と読んだら印象に残った本集です。w
ガチッとはまるタイミングって不思議とあるんですよ。
クラッシュ/太田哲也
スポーツ棚が多いのは筆者が運動音痴だからだと思います。
以下、筆者はブログを書いている人、作者は本を書いている人で書いていきます。
ごほうビール🍺
市民ランナーとしてマイペースに5kmマラソンに参加しがてら旅をして、様々な大会に参加しがてら旅をして1年後に42.195kmのホノルルマラソンを目指すストイックさのないゆるいコミックエッセイ。
スポーツで体を動かす楽しさをほとんど知らない筆者も無理なく読めるゆるさでした。
空気感がとてもよく、これ以降たかぎなおこさんのコミックエッセイを読みまくりはまりました。
ジョギングもちょっとやってみたのですが、心理的抵抗感も根強く楽しめる時とそうでない時の差が激しく、ひとまず散歩やウォーキングの基礎体力作りから楽しんでいます。
そして監修として時々出てくる金哲彦さんの存在も大きく、元プロなのに運動が苦手な人に寄り添えるところに大きな信頼感を感じ、著書を読みました。とてもわかりやすくてよかったですよ。
クラッシュ/太田哲也
モータースポーツ中の事故で大火傷を負い、地獄のような治療やリハビリから後遺症が残りつつもライターやレーサーとして復活を遂げるドキュメンタリー。
事故対応の酷かった会場側との裁判の話もあったかな。(当時の映像を見ると、他の選手が駆けつけるまで消火器も救急車もこないんですよ)
刺激の強い場面があるのでご注意ください。
筆者が他人から思われる印象と自身のギャップに悩み、「結局外から見える姿が本当の自分なんだな」と絶望していた頃。
「ゆるく飄々と見られるなら、見られる印象を利用してしまおう」という石井さんのクレバーな姿勢に大きな衝撃を受けました。
現在楽天の監督である石井さん、大リーグでも活躍していたほどの人がゆるいはずもなく、選手時代は「自分で気づかないと意味がないから本人が気づくまで教えない」とシビアな面もあります。
長い年月や世界で活躍している人はなんだかんだ凄い方が多いんですよ。と著名人のエッセイや自叙伝などで考え方を興味深く読んでいます。
この本では外見と中身にギャップがあってもいいじゃないか、外見に惑わされているのを内心いろいろ思ってもいいじゃないか、と生きるのが格段に楽になった気がしています。
ぜひ読んでみてくださいね。ではではー。