落語や詩吟のリズム感、演歌やフォークのメッセージ性。
これらがあるからこそ日本に浸透したのでは?という考察。
DAサブスク解禁でなんだかざわついているので、
ラップが取り入れられた曲、
日本で受け入れられる文化的下地になっていそうな曲をざっくりと考察。
いくつか挙げてみたものの、選曲が偏ってしまいました。すみません。
※ヒットチャートの動向など、外側から見た印象になります。
落語、詩吟、フォークソング、演歌が受け入れられる下地になったんじゃないかな、と。
- セリフや語りの文化
落語や詩吟やバナナの叩き売りのようにリズミカルに言葉を発する文化。
https://music.apple.com/jp/album/%E6%98%8E%E6%97%A5%E5%9D%82-%E8%A9%A9%E5%90%9F-%E5%AE%9D%E8%88%B9-%E5%85%A5%E3%82%8A/573959857?i=573959885&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
風刺と早口言葉のようなメロディーライン。
- メッセージ性
演歌の曲中のセリフ語り。
このへんの文化は歌謡ロック的な耽美系に多い気がする。
https://music.apple.com/jp/album/%E8%8A%B1%E8%91%AC/915790450?i=915790617&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
- 90年代半ばの日本語ラップブーム
この時はあまりいかつくなく、ポップな楽しいものという印象のほうが強いんじゃないかな。
DA.YO.NE/EAST END + YURI
SO.YA.NAなど様々な方言版が作られた。
子供向け番組ポンキッキーズに出演したり、小沢健二とコラボしたりしていた。
https://music.apple.com/jp/album/get-up-and-dance/977529077?i=977529122&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
(今はお酒のCMの印象のほうが強いかな)
https://music.apple.com/jp/album/%E4%BB%8A%E5%A4%9C%E3%81%AF%E3%83%96%E3%82%AE%E3%83%BC-%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF-smooth-rap/977529077?i=977529117&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
- 90年代後半、自然に組み込まれ始めたラップ
Bメロがラップなど、メロディラインのひとつとして組み込まれ始めた。
比較的いかつくないミクスチャー?
Vo+DJ+ダンサーという画期的な編成。クラブ的なダンサンブルな曲が多い。
DJ KOOやダンスエクササイズが有名。
lovers change fighters,cool/GLAY
ロック。
ギターソロの後がラップ+フォークといった感じの語りのようなメロディ。
MY FUCKIN' VALENTINE/BUCK-TICK
音楽性が激変していた頃のB-Tでインダストリアルロック。
- Dragon Ashブレイクによるいかつめのミクスチャー文化、ラップからヒップホップへ
FANTASISTA/Dragon Ash
2000年前後のポップスにいかつめの渋いラップが取り入れられていく。
selfish/野猿
an injection
JESSICA/DIR EN GREY
聞いていた中では最も自然にラップを取り込んだヴィジュアル系のような気がする。
- 様々なヒップホップが浸透していく
- いかついヒップホップ
このあたりからいかついヒップホップ文化が一般にも知られ始めた印象。
(dis合戦(物理)など治安が悪い事柄もあったそう)
https://music.apple.com/jp/album/8-mile/1446624643?i=1446624710&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
タイトルやジャケットからいかつい。
https://music.apple.com/jp/album/%E5%B9%B3%E6%88%90%E7%B6%AD%E6%96%B0-%E5%9C%B0%E7%8D%84%E8%A1%8C%E3%81%8Dremix-%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%ABver/1450913188?i=1450913194&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
- ポップなヒップホップ
歌ものが多く、J-POPのひとつとして馴染みはじめたヒップホップ。
MC+DJという編成も珍しくなくなった。
楽園ベイベー/RIP SLYME
クリスマス・イブRap/KICK THE CAN CREW
https://music.apple.com/jp/album/%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/576283458?i=576283461&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS
- いかついのもポップなものも併存していく中、ラップバトルブーム
フリースタイルダンジョン/テレビ朝日、Abema TVの流行。
頭の回転と語彙力で勝負する。
筆者は頭も口も回る気がしない。
そして、ヒプノシスマイクのような二次元との融合が図られる(=声優がラップをする)など新境地へ。
そういえば以前チコちゃんに叱られる!で詩吟vsフリースタイルラップの対決をやっていました。
妙に噛み合っていてめちゃくちゃおもしろかったですw
NHKオンデマンドにあるかも。
…という、ヒットチャートの動向など外側から見た印象による考察でした。
参考楽曲が偏っていて申し訳ない。
ではでは。